B型のきほん

就労継続支援B型とは?対象者・利用の流れをやさしく解説

公開日: 2026年5月31日

就労継続支援B型は、一般企業で働くことが難しい方が、雇用契約を結ばずに自分のペースで働ける障害福祉サービスです。「働いてみたいけれど自信がない」という方の、はじめの一歩を支える場所です。

この記事では、制度の基本・対象・1日の過ごし方・利用までの流れ・メリットと留意点まで、はじめての方にもわかるようにやさしくお伝えします。

就労継続支援B型とは

B型は、体調や障害に配慮しながら、作業を通じて「働く力」を育てる福祉サービスです。障害者総合支援法にもとづく支援のひとつです。

最大の特徴は、雇用契約を結ばないこと。そのぶん「今日は体調が良くないから短時間で」というように、自分のペースを大切にできます。作業の成果に応じて「工賃」を受け取り、利用期間に定めはないため長く通い続けられます。制度の詳細はWAM NETでも確認できます。

対象になるのはどんな人

原則18歳以上で、一般就労が難しい方が対象です。年齢の上限はありません。

  • 体調に波があり、決まった時間にフルタイムで働くのが難しい方
  • 一般就労やA型の前に、まず働く練習をしたい方
  • 自分のペースで、長く働き続けられる場所を探している方

障害者手帳がなくても、医師の診断書などで利用できる場合があります。まずは市区町村の窓口や、気になる事業所に相談してみてください。

B型での1日の過ごし方(例)

「どんな1日になるの?」というイメージがつくと、見学のハードルも下がります。

多くの事業所では、午前に通所して作業を行い、昼食をはさんで午後も作業、という流れです。作業時間は10時〜15時など、無理のない設定にしているところが多くあります。休憩や体調への配慮もしながら進みます。

A型・就労移行支援との違い

「働く場」か「訓練の場」か、雇用契約があるかで役割が分かれます。

A型は雇用契約を結んで働く場、就労移行支援は一般就労を目指す訓練の場です。B型は雇用契約を結ばずに働く場です。違いのくわしい比較はA型とB型の違いの記事、全体像は就労支援サービスの種類の記事をご覧ください。

利用までの流れ

多くの場合、相談 → 見学・体験 → 受給者証の申請 → 利用開始、という流れです。はじめから一人で進める必要はありません。

くわしい手順は利用までの流れの記事で解説しています。私たちプレフルワーク前橋でも、見学のご相談から丁寧にご案内しています。

B型のメリットと留意点

自分のペースで働けることが大きなメリットですが、知っておきたい点もあります。

メリットは、体調に合わせて通えること、雇用のプレッシャーが少ないこと、長く続けられること。一方で、雇用契約ではないため工賃は賃金より低い水準になりやすく、金額は事業所により異なります(工賃の仕組みを参照)。納得して選ぶために、見学で実際の様子を確かめるのがおすすめです。

メリット知っておきたい点
体調に合わせて通える工賃は賃金より低くなりやすい
雇用のプレッシャーが少ない金額・作業は事業所で差がある
利用期間に定めがなく長く続けられる「働く=就職」とは目的が少し異なる

どんな人が通っている?

B型には、年齢も背景もさまざまな方が通っています。「自分のような人がいるのかな」という不安はいりません。

精神的な不調から少しずつ社会とのつながりを取り戻したい方、長く働き続ける場所を探している方、学校を卒業して初めて働く方など、入り口はそれぞれです。共通しているのは「自分のペースで取り組みたい」という気持ちです。年齢に上限はなく、中高年から始める方もいます。

B型でよくある不安と答え

はじめての方が抱きやすい不安を、先にやわらげておきます。

  • 「続けられるか不安」 → 週1日・短時間から始められます。休む日があっても大丈夫です
  • 「人間関係が心配」 → 少人数で、スタッフが間に入って配慮してくれる事業所が多いです
  • 「作業ができるか不安」 → 未経験から始める方がほとんど。スタッフがサポートします
  • 「体調が崩れたら」 → 看護師の在籍や医療連携のある事業所なら相談しやすい環境です

事業所を選ぶときのチェックポイント

同じB型でも、作業内容・雰囲気・体制は事業所ごとに大きく違います。だからこそ見学が大切です。

作業が自分に合うか、通いやすいか、スタッフとの相性、体調面の相談先があるか——この4点を見ると失敗しにくくなります。くわしくは事業所の選び方の記事、見学のコツは見学・体験の記事をご覧ください。

よくある質問

Q1. 就労継続支援B型は誰でも使えますか。
原則18歳以上で、一般就労が難しい方が対象です。年齢の上限はなく、手帳がなくても医師の診断書などで利用できる場合があります。

Q2. 週に何日から通えますか。
事業所によりますが、週1日・1日数時間からなど、体調に合わせた通い方ができるところが多いです。

Q3. 費用はかかりますか。
世帯の課税状況に応じて自己負担が決まり、上限額があります。多くの方は無料または低額で利用しています。

Q4. A型や就労移行支援とは何が違いますか。
A型は雇用契約を結んで働き、就労移行支援は一般就労を目指す訓練です。B型は雇用契約を結ばず、自分のペースで働きながら工賃を受け取ります。

Q5. どんな作業をしますか。
軽作業・ハンドメイド・農や植物の手入れ・パソコンを使う作業など多彩です。自分に合うものを選べるところが多いです。

Q6. 年齢が高くても始められますか。
年齢の上限はありません。中高年から通い始める方もいます。まずは見学で雰囲気を見てみてください。

Q7. 見学はどうやって申し込みますか。
電話やお問い合わせフォームから予約できます。家族だけの見学・相談を受け付けている事業所も多いです。