就労を考える

働きたい障がいのある方へ|就労支援サービスの種類と選び方

公開日: 2026年6月4日

障がいのある方の「働きたい」を支える就労支援には、いくつかの種類があり、目標や体調に合わせて選べます。違いを知ると、自分に合う一歩が見つけやすくなります。

この記事では、4つの就労支援サービスの違いと、目標別の選び方をやさしく整理します。

就労支援サービスの4つの種類

就労支援は大きく「就労移行支援」「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」「就労定着支援」に分かれます。それぞれ役割が違います。

サービス役割雇用契約
就労移行支援一般就労を目指す訓練(原則2年)なし
就労継続支援A型雇用契約を結んで働く場あり
就労継続支援B型自分のペースで働く場(工賃)なし
就労定着支援就職後に職場へ定着する支援

「働く練習をしたい」のか「働く場がほしい」のか「就職後を支えてほしい」のかで、選ぶサービスが変わります。

就労移行支援とは

就労移行支援は、一般企業への就職を目指して、必要な力を身につける訓練の場です。原則2年の利用期間があります。

ビジネスマナーやパソコン操作、職場体験など、就職に向けた準備を支援します。「いずれは一般就労を目指したい」という方の選択肢です。

就労継続支援A型・B型とは

A型とB型は「働く場」を提供するサービスで、違いは雇用契約の有無です。

A型は雇用契約を結び、最低賃金以上の賃金が支払われます。B型は雇用契約を結ばず、作業の成果に応じた工賃を受け取りながら、自分のペースで取り組めます。体調に波がある方や、まず無理なく始めたい方にはB型が向きやすいです。

両者のくわしい比較はA型とB型の違いの記事、B型の基本は就労継続支援B型とはの記事をご覧ください。

就労定着支援とは

就労定着支援は、就職した後に「働き続ける」ことを支えるサービスです。

職場での悩みの相談や、企業との調整などを通じて、せっかくの就職が長く続くようサポートします。働き始めてからの不安に寄り添う仕組みです。

目標に合わせた選び方

「いまの目標」と「体調・ペース」の2つで考えると、迷いにくくなります。

  • 一般就労を目指して訓練したい → 就労移行支援
  • 雇用契約を結んで働きたい → 就労継続支援A型
  • 自分のペースで無理なく働きたい → 就労継続支援B型
  • 就職後の定着を支えてほしい → 就労定着支援

一度選んだら終わりではありません。B型で力をつけてからA型や一般就労を目指すなど、段階的にステップアップする方もいます。

まず何から始める?

気になる事業所の見学・体験から始めるのが、いちばん分かりやすい一歩です。

市区町村の窓口や相談支援事業所への相談も入口になります。手帳がなくても、医師の診断書などで利用できる場合があります。詳しくは窓口でご確認ください。

プレフルワーク前橋は就労継続支援B型の事業所です。ハンドメイドやAIを使った作業など多彩な作業から選べます。作業内容はこちらの記事作業内容のページもご覧ください。

利用までの流れ

どのサービスも、相談 → 見学・体験 → 受給者証の申請 → 利用開始、という流れが基本です。

申請には市区町村の窓口での手続きと、相談支援専門員による計画の作成が必要です。手続きは事業所や相談員がサポートしてくれます。くわしい手順は利用までの流れの記事をご覧ください。

費用について

利用料は世帯の課税状況に応じて決まり、上限額が設けられています。多くの方は無料または低額で利用しています。

就労継続支援では、利用料とは別に、作業の成果に応じた「工賃」や「賃金」を受け取ります(A型は賃金、B型は工賃)。お金まわりは利用料の記事工賃の仕組みの記事で解説しています。

迷ったときの相談先

「どれが合うか分からない」ときは、一人で決めずに相談しましょう。

市区町村の障害福祉の窓口、相談支援事業所、各事業所の見学相談などが入口になります。実際に複数の事業所を見学・体験して、自分に合う働き方を確かめるのがいちばんの近道です。

よくある質問

Q1. 就労支援にはどんな種類がありますか。
主に就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労定着支援の4つがあります。一般就労を目指す訓練か、働く場そのものか、定着の支援かで役割が分かれます。

Q2. 自分に合うのはどれですか。
「いまの目標」と「体調・ペース」で考えると整理しやすいです。一般就労を目指すなら移行支援、雇用契約を結んで働くならA型、自分のペースならB型が向きやすいです。

Q3. 途中で変えたりステップアップできますか。
できます。B型で力をつけてからA型や一般就労を目指す方もいます。支援員と相談しながら段階的に進められます。

Q4. 手帳がないと使えませんか。
サービスによっては手帳がなくても、医師の診断書などで利用できる場合があります。詳しくは市区町村の窓口でご確認ください。

Q5. まず何から始めればいいですか。
気になる事業所の見学・体験から始めるのがおすすめです。市区町村の窓口や相談支援事業所への相談も入口になります。